個人的なことで恐縮ですが、1月に私の友人が白血病で亡くなりました。55歳でした。
彼は静岡在住で、約2年にわたり治療を行っており、一度は寛解して東京で会うこともできるようになりました。
開院の前にも挨拶状を送り、電話で話しました。
「最近はどうですか。元気になったらぜひいちどえんじゅ内科クリニックにきて、ちょっと見て行ってくださいよ。駅近なんで歩く時間も少ないですよ」
「石神井公園というと、『ど根性ガエル』くらいしか知らないんだけど、今はちょっと無理かなあ」
思えば、その頃あまり体調が思わしくないのを、私は骨髄移植の直後だからと思っていた(思っていたかった)のかも知れません。
しかしながら、昨年の後半に、再燃してしまいました。それまでメールや電話で連絡を取り合っていましたが、徐々にその回数が減り、こちらも開業したばかりでバタバタして余裕がなく、連絡をとることも減っていきました。
そうして、今年に入ってまもなく、訃報を受けました。今更ながら、もっと連絡を取り合っていれば良かったと、後悔しても後の祭りでした。
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健康と病気の境目って、危ういバランスの上で成り立っており、いつ越境してしまうか分かりません。本当に。
ですからどうか皆さま、自分の健康をたいせつにしてください。
えんじゅの意味は、縁起の良い木、漢方薬にもなるという「えんじゅの木」から取ったというだけでなく、「延寿」と書き換えることも出来るダブル・トリプルミーニングです。
私達は、そのお手伝いができればと思っています。