新型コロナウィルスの影響で、「コロナ疲れ」「コロナうつ」という言葉も出てきています。
正直、私たちも新型コロナ疲れを実感します。マスクをずっとしていて、「あーもうヤだ!!」と外してしまうことがあります。
元々、密閉された空間で「3密」さえなければ、マスクをする必要はありません。外を散歩するとき、自転車に乗っているときなど、開放されている場所ではマスクは必要ありません。
それに、マスクを1日中しているとなんだか喉が詰まったような感じになるというか、痰がたまって咳払いをしたくなるのはよくあるのではないかと思います。
さて、それが高じると、「咽喉頭異常感症」または「ヒステリー球」という状態になることがあります。これは、ストレスや自律神経の乱れなどが積み重なってくると、のどから胸にかけての違和感・異物感・圧迫感などが生じる病気です。自律神経失調症や更年期障害、軽症うつ病・不安障害・ストレス性障害などの症状としてこの病気が現れることもあります。
もちろん、実際にのどに腫瘍などができているケースもありますから、まずは耳鼻科や内科で検査を受けるのは必要ですが、異常が見つからず、それでも症状が続く、症状が気になって日常に集中できない、不安が強くなり、抑うつ気味になる…それは心身のバランスが乱れているサインかもしれません。
この病気は更年期(40代~50代)の女性に比較的多く見られますが、性別年齢問わず心身にストレスがかかりやすいに発症しやすい傾向があると言われています。
これらの症状は、漢方や自律神経のバランスを整えるお薬で治療できますので、ぜひご相談ください。